森本くんはときどき晴れの日も図書室にやって来て、私のオススメの本を借りていく。


返すときに感想を言ってくれて、今ではちょっとした楽しみだ。


私の好きな人に似てる、心置きなく話せるちょっとした後輩。


それが森本くんの位置付けだった。