彼のち君、ときどき雨。




玄関でばったり会ってしまったのは、さっきから何十回も考えていた真瀬くん。


「あっ…おはよ。」


咄嗟のことに慌てて下を向く。


「寂しいじゃん。友達なのに。」


真瀬くんの言葉は、私をゆっくり突き放す。