それからしばらくはなにもなく過ごしていた。 いつものように昼休みは図書室の窓からサッカーをしている真瀬くんを盗み見て、 その合間にちらりと森本くんも見る。 図書室は相変わらず平和で、雨の日はちょっとうるさい。