「ありえない…。」 私の後ろでぽつりと声がした。 「あんたふられたのよね?何普通に会話してるの。」 そう言って私の肩を掴んで後ろから揺さぶるのは、 藤迫千夜-フジサコチヨ-。 私の親友。 真瀬くんが好きなことも、ふられたことも話してある。