彼のち君、ときどき雨。




ぴたりと空気が変わった瞬間だった。


「仁田、お前うるさかったから。謝れよ。」


私を睨んでいた男の子(仁田くん?)の向かいに座っていた男の子がそう言った。


「…悪かった。」


ふてくされたようにそう言って、仁田くんは図書室を出ていった。