彼のち君、ときどき雨。




「あんたも男なんだから、ふらふらしてないで藍のことしっかり握ってなさいよ!」


そんな女の子をお構い無しに、千夜が叫んだ。


頬を押さえたまま、一志がきょとんと千夜を見つめる。


「藍が取られても、悔しくないわけ?」