「元気ないね。どうしたの?」


次の日、学校へ行くと千夜にそう言われた。


「私…、一志のこと傷つけちゃった。」


そう口にしただけで、涙が込み上げてくる。


「やっぱり。」


仕方ないなと、千夜が溜め息をついた。