名前も知らない向こうのキミへ


「かおる、あれ…。」


遊子が校門の方ほ指さして、
真剣なまなざしで私を呼んだ。


「ん?」


指がさしているあたりに、
“美由紀さん”の姿が…



学校の事、言いにきてくれたのかな!?



____________ダァァ


私は急いで美由紀さんのもとへ向かった。