名前も知らない向こうのキミへ


_________今日もまだドキドキしていた。



とりあえず、アイツには報告するだけしておこう。




「かお!!おっはよ~」


「おはよう遊子っ」


ドキドキは表に見せないようにふるまった。


「決意はしたの?」


「まだ… アイツにも報告しようと思う。」


「そかそか。」



涼介君への想い届いていたのかな…
そう感じるとすごく嬉しくてしょうがなかった。