名前も知らない向こうのキミへ


「とにかく、早く返事だしな。」


「で、でもぉ…」


「無理なら、幽霊君に相談してみたら?」



アイツに話したら絶対バカにされる…
女心の欠片も知らない人になんか無理。



「大丈夫、きっと飯窪も分かってくれるよ。」


「遊子…。」


「一緒に頑張ろう!!!」




その日は一睡もする余裕がなくて…
一秒一秒がドキドキしていた//