「…っ…!!」






佳奈は奈樹の言葉を聞いて絶句する。








「…ありえないわ、田中君って」




「そりゃ、どうも」




佳奈は、『褒めてない』と言いたげな顔をし

観覧車を見つめて溜め息をつき、



「そろそろけじめをつけなきゃいけないのね…」


と呟いた。