―――― 「これ何…」 「観覧車」 何食わぬ顔で言う、俺様男。 いや、観覧車なのは分かるよ それほど私、馬鹿じゃないし! 下には泣きそうな顔をした瀬尾さんと、普通の様子の奈樹君。 瀬尾さんが俺様男を好きと知ってながら、こんな目の前で二人きりになる私って最低。