――15分後… 「奈樹君、ありがとう!大丈夫です!俺様男達を探そ」 私がそう言ったら、奈樹君は、いきなり私の手を握った。 「そんなに、雷斗が好き?」 「や、別に好きじゃないって」 俺様なんて大嫌いだし。 「…。」 奈樹君は一瞬切なげな顔をし、握っていた手を外し 照れんでいいんに って言った。 別に照れてないのに。