私の拒否権も無しに俺様男は私をお姫様抱っこをして走り出してしまった。





「走らなくてもいーじゃんっ!恥ずかしいって」




「俺は今すぐお前と二人っきりになりたいんだよ、馬鹿」




そんなこと言わないで。
顔が、熱くなっちゃうじゃん。




「ばっ馬鹿じゃないし!」




こんなやり取りをしながら家へ向かった。