「森田君、一人で出歩いちゃいけないよ」


教授は何もかも分かっているんだ…


「はい…」


「朝倉君、ありがとね」


「いえ、俺は何も…」


それだけ言うと教授も、三人のほうへ歩いて行った


「ありがとう…」


「だから俺は何も…」