「何をしてるのかな?こんなところで」


声をかけてきたのは教授だった


「べ、別に、何もしてませんよ。なぁ?」


「あ、あぁ…」


私も首を縦に振った


ここで逆らえば、あとで何をされるか分からない


「笹本君、みんなが探していたよ。早く行きなさい」


「はい…」


そう言って笹本は去って行った