何度忘れようとしても

「募集中・・・」

「そうですか。この仕事って忙しいし出会いもないし難しいですよね、ホントに」

藤田ちゃんの言葉に私は頷いた。

結局私たちは24時近くまで飲み続けた。
さすがに7時間近く飲み続けると酔いも回っていて、特に佐伯くんは一人では帰れないくらいできあがっていた。

取りあえず、駅前でタクシーを拾う事にして私たちは外に出た。