「あーちゃ〜んっ!」

「うわっ何よ…っ痛い痛い!」

助けてあーちゃん。
ギリギリとあーちゃんを抱く腕に力を入れる。

「夏女くん!どこ!」

「っ痛いって!知らないわよ」

「殺される〜」

「私がよ!!」


あーちゃんは私を全力で剥ぎ取ると
ふーと息を吐きながら額を拭った。


「…心あたりないわけ?」

「うん。…わかんない」

「はぁ、あんたも大概バカよね‥」





タイムリミットまであと20秒