だけどその手も逆手に取られてしまい、反対に引き寄せるはめになってしまった。

「夏女くんっ!ちょっと!嫌っ」

大きな声をだしてみても



「‥蓮…」

夏女くんが低く呟いてしまえば私の声はぴたりと止んでしまう。


背筋がぞくぞくする


「フッ」

と笑った息が私の唇に微かにかかって
変な声がでてしまいそうになるところを唇を噛んでなんとか堪える。


次は耳に唇を寄せて

「感度高ぇよ」

私の羞恥を煽ると淵に沿って舌を這わせた。