「……好き」

余計なこと、いっちゃったかな。

「…夏女くん、好き」



最後の2文字は授業終了を告げるチャイムによってあっけなく掻き消された。

夏女くんは終わりの号令も聞かないうちに教室の外へ出て行った。


私の手をひいて。

夏女くんの体温なのか、私のなのか
絡まった手がものすごく、熱い。