「まじで大丈夫か?顔赤いぞ」

「…いや、大丈夫。」

何で俺がアイツに、
アイツの言葉に振り回されなきゃないないんだ。


自我を保て、俺。


「それでさ、あの子結構押しに弱いってことが判明したんだよな。」


「…は?」


「まぁ、嫌がることはしたんだけどさ、手も繋がせてくれたし、それに、」



アイツが?兄貴と?何したってんだよ。




「――チューもしちゃったんだよね〜。それが超可愛くてさ!軽くしただけなのに顔真っ赤にしちゃって目うるうるでさー。あれは堪らんよ……告ったらイケそうだよな〜。明日にでも…っておい桜、どこ行くんだよ。まだ話―‥・」


兄貴が言い切る前に俺はリビングのドアを閉めて自室に向かった。