☆ 『あのね、夏女くんのこと好きなの‥』 彼は振り返るとまるで“何いっちゃってんの”とでも言いたそうな顔をして、鼻で笑い返すと 『お前馬鹿か。何奴隷が調子こいたこといってんだよ。てか、だから何?俺にどうしてほしいわけ?』 そういって迫って来る彼に後ずさると、さっきまでは無かった壁にぴたりと背中がついた。 彼の腕と壁に挟まれて高鳴る胸。 だんだんと近づいてくる端正な顔に緊張を隠せない。