カランカランッ


あたしは喫茶店のドアを
開け、店を見渡すと奥の方に真田がいた。




「クリスマスなのに1人なんて可哀想だね〜
彼女の1人や2人いないのかね〜全く。」


あたしがお年寄りみたいなことを言うと、真田は笑ってくれた。


「お前が呼び出したんだろ、それにお前だって彼氏いないだろ。」


「じゃあ真田がなってくれたらいいじゃん。」


そう言うと真田は飲んでいたコーヒーを吹き出した。
数十秒たってからあたしも自分の言った言葉を理解する。