「あ、雅ちゃんいらっしゃい」 「ヒロくん!それに志雨も……なにしてるの?」 なんでスタジオに皆が揃ってるのかわからなくて、唖然としていると、志雨が口を開いた。 「…雅、お前ピアノ弾けるよな?」 「え?…うん。中3まで習ってたから」 「よっしゃ!それならOK!」 「な、なにが…?」 なんだか話の流れがよく分からないけど、志雨の目がキラキラし始めている。 「よし、雅。お前キーボードやれ」 「………へ?」