「うん、くじ」
「か、仮にもコレ免許を取るための試験でしょ・・・?」
「うーん、でも、決まっちゃたし?」
ど、どんだけテキトーな決め方よ・・・。
いくらなんでもくじって・・・。
・・・まぁ、別にイイけどね?
アタシくじ運強いし。←
でも、もうちょっと・・・こう・・・ねぇ?
「まぁぶっちゃけ、くじが一番ラクなんだよね~・・・あ、嘘嘘今のナシ」
「ぅおいちょっと待て。今聞き捨てならない言葉を聞いたわよ?」
“ラク”って言ったわよね今。
「むぅ・・・だってさぁ?
正式ってか規定どおりってかお偉いさんたちに任せちゃうと試験内容決めるのに何ヶ月もかかっちゃうしぃ?
だったらもう受験内容をちょっと難易度上げてくじで選ばせた方がラクじゃない?
それにくじだったら『守秘義務ですー』とか言って面倒なお偉いさんたちに内容を見せなくて良いしさァ。
ほら、ああいう人たちって変に頭カタイじゃないか。
大体あんな魔力も決断力もなんもない権威にすがってるだけのジジイ共にお伺いを立てるだなんて面倒だし、こっちがやりたい事できなくなるし、そんじゃくじで!!
・・・みたいな?」
「・・・」

