翌日、俺はそのことを親友の佐野 途琉(さの みちる)に話した。 「は…まじかよ…」 もちろん驚く途琉に俺は頷いた。 「逢莉ちゃんには…言ったんか?」 「いや…まだ…」 「ちゃんと、言えよな。」 自意識過剰かもだけど、途琉も寂しく思ってくれてるはず… 俺だって途琉と離れるの正直、寂しいし… なのに逢莉とのこと心配してくれるとか…改めて途琉がいい奴だって実感した。