愛の宣告



あたしは資料室を出て
俊哉の元へ向かった
この時、あたしの頭は
先生でいっぱいで
悲しそうな先生の姿が
焼き付いて離れなくって
そんな先生に俊哉は恋人です
と言った自分に後悔していた

だから今すぐに俊哉の
元に行って忘れなきゃ
そう考えながら走っていた