愛の宣告



あたしが困っていると

「ごめんな…困るよな、もういいから高橋…待ってるんだろ?」

とまた悲しそうに
先生が言ったけどあたしは

「先生が言ったことちょっと理解出来ないです…で先生が悲しい顔してるのも分からないです…先生はあたしに何を…?」

あたしが話すのを遮るように

「いや…気にするな、ただ高橋とはどういう関係なのかが知りたかっただけだから」

と先生が言った…

あたしは頭が混乱しているまま
ただ先生を好きじゃないと
自分に言い聞かせるかのように
先生にこう伝えた

「高橋とは付き合ってます…高橋はあたしの恋人です」

先生はまた悲しそうに

「そうだろうな…分かった、気をつけて帰れよ」


そう言った