愛の宣告




「約束破ったってお前なぁ!帰る時思わず手握ったりしたのは急いでたからだし…好きな子が目の前で泣いたら抱きしめるしかないだろ?」

って笑った俊哉に

「約束破ったのに違いはないじゃん?」

そう言ったすると

「まぁな!これからは我慢する」

とまた笑った


「いいよ♪もう約束はなしにしてあげるよ、手握られたのはビックリしたけど…俊哉に抱きしめられて嬉しかったし」

照れながらそう言った
あたしに俊哉は
微笑んであたしの頭を
クシャクシャしながら

「んじゃ、遠慮なく!」

そう言ってあたしの
手を握って

「話しも済んだし、そろそろ放課後だし、教室戻ろっか」

と歩き出した