愛の宣告




職員室へ行くと
俊哉が並木先生の
デスクの横に立ち
並木先生と何かを
話していた

あたしは職員室前で
待つことにして
しばらく待っていると
俊哉が職員室から出てきた


「由奈!ごめんな、こんなとこで待っててくれたんだ、ありがとう」

「ううん、帰ろっか♪」

二人で帰ろうとした時


「高橋!」
後ろから並木先生の声がした

振り向くと

「高橋ちょっと来い」
並木先生がそう言って
俊哉を呼び止めた


俊哉が行き少し
何かを話すと戻って来て


「ごめん、今度こそ帰ろ」

といいあたしの手を握り
下駄箱へ向かい
二人で学校を出た