愛の宣告




そこに居たのは
やっぱり高橋だった

「源さん、おはよう」

朝には眩しすぎる
爽やかな笑顔
高橋ってこんな顔だっけ?
今までこんな眩しく
感じなかったのに…


「おはよう高橋」

「ごめん、急に来て番号もアドも知らないからさ、お母さんにびっくりされなかった?」


「してなかったから大丈夫!てか番号もアドも教えてなかったっけ?」


「知らないよ?昨日聞くの忘れてた」


「あっ!じゃあ教えとくね」

といって赤外線で
高橋と交換をした


「あのさ、俺と付き合ってるの知られたくないなら学校ではいいんだけど…学校外ではお互い名字じゃなくて名前で呼ばない?」


「そうだよね、付き合ってるのに名字呼びじゃおかしいもんね…いいよそうしよ♪」


「源さんはなんて呼ばれたい?」

ふと思った…
そういえば男子から
一度も名前で呼ばれた
経験がなかった(笑)
だから聞かれても解んなくて

「あたしは…なんでもいい!高橋が決めて」

っていった

「じゃあ…由奈って呼ぶよ♪俺の事は俊哉って呼んで」


そう言われてから
あたしは俊哉と
呼び始めた…