「じゃあ仕方ない。可哀想な千尋のために俺が今日一緒に勉強してやろう。」
「えっ!?」驚きと喜びが混じった声をあげてしまう。
「でも淳は勉強いらないじゃん!しかも・・今日もクラブチームの練習あるんでしょ?」
語尾に近づくにつれて声のトーンが下がる。
「ハハッ!大丈夫だよ。練習は午後からだし、千尋だって1人じゃ寂しいだろ?・・それに。」
「それに・・・?」
「同じ高校行くんだろ?頑張ろうぜ!」
そう言ってにっこり笑う彼。
本当に心臓に悪いんだから・・。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…