真人は私の頭をよしよしと撫でると、「兄ちゃんも悪かった。」と笑った。
私は"兄ちゃん"なんて、いつも恥ずかしくて言わない真人が、この時は自然に発した事が可笑しくて、楽しくて、安心した。
「そう言えば!今日来てたのは彼女なの!?可愛かったね!!」
すると私の頭に手をおいていた真人がカッと赤くなり、プイッと横を向き「・・そうだよ。」と照れた。
「赤くなったー!!!ウケるー!!」
と、ますます真っ赤になった真人が「さっさと風呂に入れ!!」と言い足早に出てく。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…