家に帰った私は、待ち受けていた父と母にこっぴどく叱られたが、途中予想外にも真人が間に入り、『千尋が帰りづらい原因を作ったのは自分だ』と庇ってくれた。
そのおかげで私のお説教はそこで終わり、それ以上この話しが持ち上がる事はなかった。
「うわ〜。本当に腫れてるなぁ。」
私は洗面台の前で大きなため息をついた。
お説教が切り上がりすぐにお風呂に向かったのだが、母に右頬の腫れを指摘されベタな「転んで机の角で打った」事にしたのだ。
私がもぅ痛みもなくなった頬をさすっていると、
「痛むのか?」
と言う声。
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