『カゼカミアラタって《風神 新》って書くんだ・・』などと考えていると、


「アラタでいいから。あと敬語もいらない。うっとうしいし。」


「え・・でも・・・。」


「お返事は?」


「・・・はい。」


「『はい』?」


「・・・・わかった・・。」


「よろしい。」


『彼』改め『ミカエル』改め『アラタ』は、ずいぶんSっ気があるみたい。


でも、そんなアラタにずいぶん私は救われた。