「ココアで良かった?」
私は差し出されたココアを素直に受け取り「ありがとうございます。」とつぶやくようにお礼を言った。
彼は「ん。」と返事らしくない返事をして私の隣に座る。
少しの沈黙のあと、私から切り出してみる。
「あの・・今日バイトだったんじゃ・・」
すると彼は缶コーヒーをすすりながら
「今日はもう終わったから。」
と素っ気なく返す。
「じゃぁ・・お家に帰る途中だったんですね・・。すみません。」
「なにが。」
「いや・・帰宅を邪魔してしまって・・。」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…