君に恋する本の虫


「それは良かった。」



ミカエルは少し伸びをして、また私に向き直った。



彼は見れば見るほど不思議だった。


年の頃は17〜20歳くらいだろうか・・。

名前はなんていうのかな・・・。

今日はバイトじゃなかったのだろうか。



聞きたい事が溢れてくる。




なぜ私はこの人の事を知りたいんだろう・・。