「あ!!あんた!!!・・・ッッ!!」


真っ白で細い手に口を塞がれた。


「ここ、図書館。」


何の匂いだろうか・・・

いい匂い・・・花のような・・



「大丈夫?」



ハッとする。

彼の手はもう自分の元に戻っていた。


そして、碧色の髪が窓から入る太陽の光にさらされて・・・


本当にキレイで・・


ダメ・ダメ!!そうじゃなくて!!