朝になり、俺は身体をおこした…

そして『昨晩の事は、忘れよう』と、
心の中で自分に何度も言い聞かし、
自分の服を手にとった…。

すると外から…

「 …きゃーっ!!!!!ひ、人が、死んでるわーっ!!!!!!」

と叫び声が聴こえた。

俺のハッとして、急いで着替えてから、
外に出た。

すると、そこには……

何とも言えない程に
酷い死体が転がっていた…。

目玉も全ての臓器もえぐり取られていて、
もはや、人間かどうか解らない状態だった…。


『昨日、俺が聴いた悲鳴と音は…コレだったのか…。』

と、心の中でつぶやいた。

すると、ある人が
「これはなんだろう?」

「ここら辺で落ちていたのかい?」

「ああ。紫の布のようなものだが…多分、犯人の物じゃないか?」

俺は、ふとそのおとしものを見た。

…あ、あれは…

その紫の布は、
ヨミの持っていたハンカチと似ていた。。。

俺は、もしや、ヨミは…

と思ったが、
それはいくらなんでもありえないだろう!
と、心の中で何度も、自分に言い聞かし
家に戻った…


この日は、俺が
忘れたくても忘れられない
最悪な日になった…。