選ばれる彼女

「うーん。結構わからないところばっかりかも」




よしよし、香織はひいていない。




「俺もそうなんだよねー。どうすればいいんだろ?」




香織はバッグからお菓子を取り出しました。




「私もわかんないなー。先生に質問しようと思っても、どこがわからないのかわからない、みたいな」




ここは話をあわせておこう、と優太は思いました。




「わかるわかる。わからないときって、何を聞いたらいいかもわからないよな」




最後の、な、がポイントです。