選ばれる彼女

「いや、絶対大丈夫ですよ。そうですか、結果は来週ですか。それじゃあ、また来週、お伺いしますねーーー」




そう言って優太はチューター控え室を後にしました。




また、1週間が経過しました。




「りー、りー、りー、りーなせんせーーーーーい」




優太は理奈先生を呼びました。




「あら、優太くん。二次選考の結果を聞きにきたの?」




「そうに決まっているじゃないですか。それ以外に質問なんかありませんったらありません」




優太は浮かれていた。




「二次選考、通過だって」




理奈先生は落ち着いて言った。




「良かったーーー。先生、おめでとうございます!!やっぱり僕の目に狂いはなかったんだ。これでいよいよグランプリですね?ウオーーー!!」




優太はそのままチューターの控え室を出て行ってしまいました。