テンちゃん…すげぇ。
一声でチャラ先輩黙らした!!

こたチャンも俺を離し、テンちゃん先輩もチャラ先輩が落ち着いたのを確認してから手を離した。

周りの視線が痛い。


テンちゃん先輩
「…何か用があったんだろ?取り敢えず中入って。」


テンちゃん先輩に迎えられ中に入る。


めっちゃ不機嫌なチャラ先輩はソファーに座り、手を握られて居るテンちゃん先輩もすぐ横に座らされてる。

その顔は苦々しく笑っている。

そんな状況、俺ら後輩に見られたくないんだろうけど、怒らせた俺への怒りをソレで抑えさせてるんだろう。


チャラ先輩
「で?!」


すげーオーラを放ってるチャラ先輩の前に正座をさせられて居る。

足…痛いっ。


「お…お願いがあって来ました。」


お願いしに来ておいて、ドア蹴って怒らすってオレも馬鹿だ!!


チャラ先輩
「頼み事しに来たのか?ソレでドア蹴ったのかよ!!」


あぁ…起こるよね?
俺でも怒るよ。


「…すみません。」