そう返事をして、玄関に向かう。
318のB……318のB……あった。
「……318?」
そう俺に話しかけて来たのはさっきのチビ。
「…何だよ。」
チビ
「…オレも318。」
「チビと同室?!」
チビ
「宮田嵐って名前があるの!!ちびって言うな!」
「チビはチビだろ?」
クスクス笑うと、頬を膨らませて怒るチビがより可愛く見える。
「それ、やめた方がいいよ?」
俺は、最大限の優しさで教えてあげた…
けど、
その本人は何の事だかわかっていないらしく、
可愛く首を傾げて居る。
また笑が込み上げて、チビの肩を叩いて笑った。
チビ
「何?!」
「何でもない。チビはそれでいいよ。」
チビ
「ちびって言うな!!」
多分、
こいつが居れば…
オレの女顔は目立たない。
って言うか、
こいつが居れば
オレは『女顔』といって
目立つ事は無い!!
だって、こいつ…
見た目も行動も女みたいだし!!

