入学式の時の…
あのオーラは風間には1ミクロンも感じない。
男らしい顔つきなのに、中身は乙女か!!
「俺に拒否られたくらいなんて事ねぇだろ?600人中の1人だろ?!」
大杉
「1人中の1人だよ…。モッちゃんは人を好きになった事ないんだろ。」
何で…そんな事言われなきゃなんねんだよ!!
「あるよ!地元の千花ちゃん!!めっちゃ可愛くて超倍率高いんだよ!!」
ユッキー
「気持ち伝えた事はないだろ?!」
そりゃ…ないけど。
みんなして責める事…ないじゃん。
俺が悪いのかよ。
チャラ先輩
「風間の場合は、更に同性っていうネックがあって、その相手のモッちゃんが同性愛はNG。」
大杉
「しかも、すっごくライバル視して敵意剥き出しと来たら…ねぇ。」
ユッキー
「言うのにすげー勇気だよ?!しかも自分の言動で飛び出して行っちゃうし?」
あれ…
これ絶対、俺悪者じゃん。
女子に告られたみたいに振れって事?!
「…風間の事、好きじゃないのでごめんなさい。」

