俺はホモじゃねぇ


寝ていたはずのチビは上半身を起こし、びっくり顔でこっちを見てるし。

大杉はそんなチビの横に膝をついて、半開きの口を開けてるし。

ユッキーは気まづそうに俺と目を合わせないし。

チャラ先輩は声を出さずに肩を震わせ笑ってるし。



風間にかんしては…
涙目で俺を睨み返して来る。



つうか…この部屋…
キャラ濃過ぎ!!


普通なの、大杉だけじゃん!!



こんなに…美形ぞろいなのに、ホモばっか!!



振り返ってみんなの顔をまじまじと見てしまった。
残念でならない。



「俺を一緒にするんじゃねぇ。好きでもねぇ奴とできる様な奴は信用できない!!」



風間
「じゃ、先輩の事が好きなのかよ!!だからキスしたのかよ!!」



「好きじゃない!!されたんだから仕方ねぇだろ!!」



つうか、何でこんな事言い合わないといけないんだよ!!
どう考えたって、したくてしてる様に見えないだろ?!

自分のヤった事を正当化するように俺を責めんな!!



それに、
風間に責められる覚えはねぇ!!


俺はお前の彼氏か!!


ふざけやがって。