放課後

その子に尋ねてみることにした

あんま話したことのない子だったから、緊張したけど、

確かめなきゃいけないと思った。

「ねぇ」

振り返ると無表情のあの子は真っ黒の視線を僕に向けた

「なに?」

僕に突き刺さる声

「あ、あのさ、君・・・朝、泣いてなかった?」

少し眉間に皺が寄った

「あんたなんだよ」

怒られた

「僕は・・・ただのクラスメート・・・じゃないかな?」

少し沈黙が間を起き、一緒に帰ることになった