小出さんとの交際はその後も続いた。

 週末とか、休日とかを利用してデートを楽しんでいるのだ。

 ハッキリ言って、彼女とのラブラブの時間は美咲より交際時間が長いかも。

 最初は俺は美咲以外の女とデートするから、罪悪感を抱いていたものだ。

 いくら、憧れていた相手とは言え、浮気している事には変わりはないのだ。

 こんな所を美咲に見つかってしまったら、殺されちゃうかもれない。

 そんなハラハラした思いを胸に、俺は小出さんと交際を重ねて行く。

 そして時間が経つにつれ、俺はリラックスした気持ちに変わって来た。

 彼女と一緒に過ごす事にも馴れて来たからだ。

 美咲に気付かれる気配も無いみたいだし。

 小出さんも小出さんで、ずっと俺の身体にベッタリと寄り添って、すっかり恋人気分である。