本文にはこう書かれている。

 何で小出さん、こんな写真を送って来たんだろう?

 まあ、大体は想像付く。俺の気を引こうと言う魂胆だろう。

 一応、確認も込めて返事のメールを送ってみる。

>イイねイイね。目の保養になるし、今夜のオカズに持って来いだよ。
でもどうして、あんな悩殺写真なんかを送って来たの?<

 すぐに小出さんからの返答メールが来た。

>お互い恋人同士じゃなーい? 私のムッチリボディで楽しんじゃうのも悪くないでしょー?<

 なるほどね。

 相変わらず俺を恋人扱いしちゃっているし。

 そんな呆れた思いを抱きつつ、俺は写真をファイルを見入った。

 面倒くせーよな!

 消しちゃえー!

 俺は一瞬、そう思ったけど削除行為にブレーキが掛かってしまう。