想像付かないようなアダルトな一面を持っているのだから。

 もしかしたら…

 美咲が言っていたのは満更、嘘じゃないかもしれない。

 この後も、彼女の口から卑猥な言葉や男心をくすぐるような誘惑めいた言葉が次々と飛び出して来る。

 これ以上、小出さんの傍にいると俺の方が心の中がパニック状態に陥ってしまう。

 俺は急な用事を思い出したフリをして、逃げるようにして彼女と別れた。