この夜、めぐみはホテルのスィートを予約していた。

 宿泊目的はもちろん、隼人とのラブラブ。

 保留していたプロポーズを躊躇する事なく、受け入れる構えだ。

 今夜は、めぐみにとっては今までとは違う気分を味わえそうな雰囲気になるかもしれない。

 ホテルのバーでカクテルを飲みながら、隼人と今後について語り合うのも良いだろう。

 エッチももちろん、オーケーである。

 私の豊満なボディをメロメロにしてあげるよ隼人。

 めぐみは半ば、浮かれた気分でホテルのロビーで隼人を待った。

 待つ事数分。隼人がやって来た。

 この前の密会の時と同じ服装で決めている。

「よぉ、お待たせ」

 顔を見せるなり、隼人は気さくに手を上げた。

 隼人の腕を掴むめぐみ。

「スィート、予約してるよ。行こ」